Payz(ペイズ/旧 ecoPayz・エコペイズ)は、ブックメーカーの入出金でよく名前が挙がる電子ウォレットです。ただ、この決済手段でいちばん多いつまずきは手数料でも使い方でもなく、「対応していると書いてあったのに、入金画面に出てこない」という一点に集まります。
そこでこの記事は、一般論より先に当サイトが監査した20社の公式情報でPayzが実際に確認できたのはどこかを出します。そのうえで、入出金の流れ、本人確認が二重にかかること、手数料がどこで発生するか(そして換算コストがいちばん見えにくいこと)を、フクちゃんが整理します。(最終更新:2026年8月16日)
はじめに:本記事は情報提供・解説を目的としたもので、特定サービスの利用を推奨するものではありません。利用できるかどうかは居住国・地域とブックメーカーによって異なります(→使う前に確認しておくと安心な点)。手数料・対応通貨・対応国は改定されるため、金額や料率は公式サイトの最新情報でご確認ください。20歳以上・余剰資金の範囲で、のめり込みにはご注意を。
目次
- Payz(旧エコペイズ)とは|運営元と改称の経緯
- 対応ブックメーカー|当サイト20社の監査結果
- 「対応しているはず」が外れる3つの理由
- 入出金の流れと「同じ手段で戻す」ルール
- 本人確認は二重にかかる(匿名にはなりません)
- 手数料はどこで発生するか
- いちばん見えにくいコストは通貨換算
- ほかの電子ウォレットとの関係
- 使う前に確認しておくと安心な点
- よくある質問
Payz(旧エコペイズ)とは|運営元と改称の経緯
Payzは、オンラインでの入金・送金・出金に使う電子ウォレット(eウォレット)です。銀行口座やカードから一度ウォレットに資金を移し、そこからブックメーカーへ送る——つまりあなたの銀行とブックメーカーのあいだに置く財布だと考えると分かりやすいです。
名前が2つあるのは、2023年5月に ecoPayz から Payz へブランド名が変わったためです。運営会社もライセンスも変わらず、既存アカウントはそのまま移行されました。日本語の情報はいまも旧名の「エコペイズ」で書かれていることが多く、ブックメーカー側の表記も「ecoPayz」のまま残っている場合があります。どちらの表記を見ても同じサービスだと考えて差し支えありません。
運営元は英国の PSI-Pay Ltd です。決済サービスの記事では運営者があいまいなまま「安全です」とだけ書かれがちなので、公開されている登記情報から確認できる事実を挙げておきます。
| 確認できること | 内容 | 確認先 |
|---|---|---|
| 運営会社 | PSI-Pay Ltd(英国法人番号 05899168、現在も Active) | 英国 Companies House |
| 登記上の所在地 | ウェスト・サセックス州ホーシャム | 同上 |
| 設立 | 2006年8月8日(設立時の社名は Payment Services Infrastructure Limited、2008年に現社名へ) | 同上 |
| 金融当局への登録 | 英国 FCA の金融サービス登録簿に 参照番号 900011 で掲載 | FCA Register |
ブランド名やサービス内容は変わり得ますが、「誰が運営していて、どの当局の登録簿に載っているか」は公開の登録簿で自分でも確認できます。決済サービスを検討するときは、レビュー記事の評価より先にここを見るのが確実です。なお登録があることは事業者が規制の枠内にあることを示すもので、個々の取引や資金の増減を保証するものではありません。
対応ブックメーカー|当サイト20社の監査結果
ここがこの記事の本題です。当サイトはレビュー対象の20社について、公式サイトの案内・利用規約に何が書かれているかを一社ずつ確認しています。その記録からPayz/ecoPayzに関する部分だけを抜き出すと、次のようになります。
| ブックメーカー | 当サイトの監査で確認できたこと |
|---|---|
| カジ旅 | 入金手段としてPayzを明示。出金側もVegaウォレット・Payz・暗号資産が中心と案内(入口と出口の両方で確認できた例) |
| 20Bet | 運営者情報のページが決済手段に ecoPayz を掲載(現Payz) |
| BetWinner | 確認できた主な決済手段のひとつとしてPayzを掲載 |
| RamenBet | 公式が挙げる電子ウォレット9種の中に EcoPayz |
| Tedbet | 電子ウォレットの選択肢として ecoPayz を掲載。ただし公式自身が「利用できる手段は滞在国で異なる」と注意している |
| 遊雅堂 | 電子ウォレットの例としてPayzに言及。ウォレット側の口座開設と本人確認が別途必要と案内 |
| Bons | 確認できず。旧版のレビューはPayz対応と書いていたが、規約や公開ページからは確認できなかったため記述を削除した |
| QueenCasino | 確認できず。旧版にあった「Payzで入金してみた」という記述は検証していないため削除。運営元の説明のみで断定はしていない |
| その他12社 | 公式情報の中にPayz/ecoPayzの記載を確認できなかった |
読み方はシンプルです。公式の案内に載っていた6社と、名前は出てくるが確認できなかった2社は、意味がまったく違います。前者は少なくとも事業者が「扱う」と公言している状態、後者は誰かの古い記事が出どころかもしれない状態。この記事も含め、比較サイトの一覧はあくまで出発点で、最終確認はご自身の口座の入金画面です。
各社の詳細はブックメーカーのレビュー一覧に、評価の付け方はレビュー評価基準にまとめています。
「対応しているはず」が外れる3つの理由
「対応と書いてあったのに使えない」は、利用者側のミスではないことがほとんどです。監査していて繰り返し出てきた原因は次の3つでした。
1. 決済手段は居住国・滞在国ごとに出し分けられている。これが最大の理由です。同じブックメーカーでも、アカウントの登録国によって入金画面に並ぶ選択肢が変わります。Tedbetは公式サイト自身が「入金前にアカウントの『レジ』で自分の国の選択肢を確認するように」と案内しています——つまり、公式が挙げる一覧は「世界のどこかで使える手段の総覧」であって、あなたの画面に出る保証ではありません。
2. 古い一覧が記事から記事へ引き写されている。Bonsのケースがこれにあたります。当サイトの旧版レビューもPayz対応と書いていましたが、規約と公開ページを読み直すと確認できず、削除しました。決済手段の対応表は改定されても記事は更新されないので、ブランド名の存在は「かつて対応していた」の痕跡であることがあります。
3. 見出しと実際の対応リストが食い違っている。RamenBetの公式ページは見出しに「電子ウォレットを使った入金(Ecopayz、Venus Point、PayPay ほか)」と書いていますが、そのすぐ下の実際の対応リスト9種にはPayPayもVenus Pointも入っていません。見出しは古いまま、リストだけが更新されている——公式サイトの中ですら起こります。読むべきは見出しではなく、その下の一覧のほうです。
実務的な結論はひとつ。入金する前に、実際に口座を開いて入金画面の選択肢を見る。ここでPayzが出てこなければ、その口座では使えません。
入出金の流れと「同じ手段で戻す」ルール
電子ウォレットを挟むときの資金の流れは、行きも帰りも3段階です。

| 入金(行き) | 出金(帰り) | |
|---|---|---|
| 1段目 | 銀行口座やカードからウォレットへチャージ | ブックメーカーからウォレットへ出金 |
| 2段目 | ウォレットからブックメーカーへ入金 | ウォレットから銀行口座などへ引き出し |
| 速さの目安 | ブックメーカーへの反映は速いことが多い | ウォレットから先が律速になりやすい |
「電子ウォレットは出金が速い」とよく言われますが、正確には速いのは2段目までです。ブックメーカーからウォレットへの着金が早くても、ウォレットから自分の銀行口座に引き出す最後の一歩は別の処理で、ここに日数と手数料がかかります。「出金完了」を、資金が手元の銀行に届いた時点で数えるか、ウォレットに届いた時点で数えるかで印象がまるで変わるので、比較するときは同じ基準で見てください。
そしてもうひとつ、多くの人が出金の段階で初めて知る規則があります。入金に使った手段でしか出金できないという、いわゆる同一手段ルールです。マネーロンダリング対策として広く採用されていて、Payzで入金したなら出金もPayz宛が原則になります。つまり入金手段を選ぶ時点で、出金経路も選んでいるということです。カジ旅の例のように、出金側で扱っている手段まで確認しておくと、あとで詰まりません。
入出金全般の考え方は出金・入金方法ガイド、カードで直接入金する場合はクレジットカード入金ガイドにまとめています。
本人確認は二重にかかる(匿名にはなりません)
電子ウォレットの説明で「ブックメーカーに銀行情報を直接渡さずに済む」という言い方をよく見かけます。これ自体は事実ですが、「だから匿名で利用できる」は誤りです。
Payzは金融当局の登録を受けた電子マネー事業者なので、ウォレットの開設時に本人確認(KYC)が必要です。そしてブックメーカー側も、出金前に独自のKYCを求めます。この2つは別々の手続きで、片方を通しても他方は通りません。ウォレットを挟むことで減るのは「ブックメーカーに銀行口座番号を直接見せる場面」であって、身元確認そのものではありません。
実務的に効いてくるのはむしろ、KYCを後回しにすると出金の段になって止まるという点です。両方とも、資金を動かす前に済ませておくのが結局いちばん速い順序になります。
手数料はどこで発生するか
電子ウォレットのコストは1か所ではなく、資金が通る関門ごとに発生し得ます。全体像を持っておくと、「思ったより減っている」の原因を特定できます。
| 発生場所 | 誰が取るか | 見落としやすさ |
|---|---|---|
| ウォレットへのチャージ | ウォレット側(手段によって差が大きい) | 低(明示されることが多い) |
| ブックメーカーへの入金 | ブックメーカー側 | 低〜中 |
| ブックメーカーからの出金 | ブックメーカー側(回数制限や最低額があることも) | 中 |
| ウォレットから銀行への引き出し | ウォレット側 | 中 |
| 通貨の換算 | 換算する側(往復で2回かかり得る) | 高 |
この記事では具体的な料率の表を載せません。手数料・上限額・対応通貨は事業者の判断で改定され、アカウントの種別や居住国によっても変わるためです。数字を転記した記事は、書かれた瞬間から古くなっていきます。金額は必ず公式サイトの手数料ページと、ご自身のアカウント画面に表示される内容で確認してください。
そのうえで、比べ方だけは覚えておくと役に立ちます。「入金手数料が無料か」ではなく、1万円を入金してベットせずにそのまま引き出したとき、手元にいくら戻るか——この往復のコストで比べると、関門ごとの取り分が全部合算されて出てきます。
いちばん見えにくいコストは通貨換算
上の表で唯一「高」を付けたのが通貨換算です。理由は、手数料という名前で表示されないからです。多くの場合、換算コストは基準となる為替レートに上乗せされる形で処理されるので、明細には「手数料300円」ではなく、少し不利なレートが載るだけになります。
そして厄介なのは、往復で2回かかり得る点です。仮に片道あたり3%の換算コストがかかるとして計算してみます。

100,000円 → 換算(−3%)→ 97,000円相当 → 換算(−3%)→ 94,090円
戻ってきたのは94,090円。往復のコストは 1 −(0.97 × 0.97)= 5.91%、金額にして5,910円です。1回もベットしていないのにこの額が消えている、というのがこのコストの正体です。3%というのは説明のための仮の数字で、実際の料率は事業者と通貨ペアによって違いますが、往復では単純な2倍よりわずかに大きくなるという構造はどの料率でも同じです。
対策は単純で、換算そのものを起こさないことです。
- 通貨をそろえる:ウォレットの口座通貨と、ブックメーカーの口座通貨を一致させる。合っていれば換算は発生しません。
- 口座通貨は最初に決める:ブックメーカーの口座通貨は登録後に変更できないことが多く、あとから直せません。
- 往復回数を減らす:小刻みな入出金は、固定手数料も換算も回数ぶん重なります。
オッズの数字そのものの読み方はブックメーカーのオッズとは、ボーナスの賭け条件が絡む場合はボーナス完全ガイドもあわせてどうぞ。
ほかの電子ウォレットとの関係
Payzは電子ウォレットの選択肢のひとつで、ブックメーカーの入金画面ではたいてい他のウォレットと並んでいます。当サイトの監査で各社の公式情報によく登場したのは、Skrill・NETELLER・STICPAY・iWallet・MuchBetter・AstroPay・Jeton といった名前です。
どれが良いかはあなたの居住国でどれが開設でき、使いたいブックメーカーがどれを扱っているかで決まります。機能の細かな差より、この2つの重なりのほうがはるかに効きます。だから選び方の順番は「評判の良いウォレットを探す」ではなく、「使いたいブックメーカーの入金画面を見る → そこに並んでいるもののうち、自分が開設できるものを選ぶ」が正しい向きです。
STICPAYについてはSTICPAY(スティックペイ)とは?で、暗号資産を使う場合は仮想通貨・ビットコインが使えるブックメーカーで個別に解説しています。
使う前に確認しておくと安心な点
- 入金画面で実物を確認する:公式サイトの一覧や比較記事ではなく、自分の口座の入金画面に選択肢として出るかどうかが唯一の答えです。
- 出金経路まで決めてから入金する:同一手段ルールがあるため、入金手段の選択は出金手段の選択でもあります。
- 本人確認は両方、先に済ませる:ウォレット側とブックメーカー側は別手続きです。出金の直前に気づくと待たされます。
- 口座通貨をそろえる:換算は往復で効きます。ブックメーカーの口座通貨は後から変えられないことが多い点にも注意を。
- 対応国・対応通貨は居住国で変わります:口座は開設できても、居住国によって使える手段や出金の可否が違うことがあります。利用規約の対象国の記述を先に読んでください。
- 法律は居住国・地域によって異なります:日本国内では、海外ブックメーカーの利用は賭博罪に当たり得るとされています。必ずご自身の居住国・地域の法律を確認してください。くわしくは法的考慮事項へ。
- 責任あるギャンブル:20歳以上・余剰資金の範囲で楽しみ、「使いすぎかも」と感じたら公的な相談窓口をご利用ください。
よくある質問
Q. エコペイズとPayzは同じサービスですか?
A. 同じサービスです。2023年5月に ecoPayz から Payz へブランド名が変更されました。運営会社とライセンスは変わらず、既存アカウントもそのまま移行されています。ブックメーカー側の表記が「ecoPayz」のまま残っていることもあります。
Q. Payzを運営しているのはどこの会社ですか?
A. 英国の PSI-Pay Ltd です。英国 Companies House に法人番号 05899168 で登記されており(設立2006年8月8日、所在地はウェスト・サセックス州ホーシャム)、英国FCAの金融サービス登録簿にも参照番号 900011 で掲載されています。どちらも公開の登録簿なので、ご自身で確認できます。
Q. どのブックメーカーでPayzが使えますか?
A. 当サイトが監査した20社では、カジ旅・20Bet・BetWinner・RamenBet・Tedbet・遊雅堂の6社について、公式サイトや利用規約にPayz(またはecoPayz)の記載を確認できました。ただし決済手段は居住国・滞在国ごとに出し分けられるため、最終的にはご自身の口座の入金画面で確認してください。
Q. レビューに名前があるのに、入金画面にPayzが出てこないのはなぜですか?
A. 主な原因は3つです。決済手段が登録国ごとに出し分けられていること、古い対応リストが記事から記事へ引き写されていること、そしてブックメーカー公式ページの見出しと実際の対応リストが食い違っていることです。入金画面に出ない場合、その口座では使えません。
Q. Payzを使えば匿名でブックメーカーを利用できますか?
A. できません。Payzは金融当局の登録を受けた電子マネー事業者なので、ウォレット開設時に本人確認が必要です。さらにブックメーカー側も出金前に独自の本人確認を求めます。ウォレットを挟むことで減るのは、ブックメーカーに銀行口座情報を直接渡す場面であって、身元確認そのものではありません。
Q. 手数料はいくらかかりますか?
A. 本記事では料率を掲載していません。手数料・上限額・対応通貨は改定されるうえ、アカウント種別や居住国によっても変わるためです。必ず公式サイトの手数料ページとご自身のアカウント画面でご確認ください。比べるときは「1万円を入れてベットせずに引き出したら手元にいくら戻るか」で見ると、関門ごとの取り分が合算されて分かります。
Q. 入金と違う方法で出金できますか?
A. 原則できません。マネーロンダリング対策として、入金に使った手段に戻す「同一手段ルール」を採用しているブックメーカーがほとんどです。つまり入金手段を選んだ時点で出金経路も決まるため、出金側で扱っている手段まで先に確認しておくのが安全です。
Q. 通貨が違うと何が起きますか?
A. 換算コストが発生します。しかもこれは「手数料」として表示されず、為替レートに上乗せされる形で処理されることが多いため見えにくいのが特徴です。往復で2回かかり得るので、片道3%なら往復では 1 −(0.97×0.97)= 5.91% になります。ウォレットとブックメーカーの口座通貨をそろえておけば、換算そのものが発生しません。
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決済は「速いか」より「戻ってくるか」で選ぶと、迷いが減りますよ。— フクちゃん
※本記事は一般的な情報提供であり、特定サービスの利用を推奨するものではありません。Payz(エコペイズ)のブランド・運営体制・対応地域・対応通貨・手数料・入出金方法は変更されることがあり、利用できるかどうかは居住国・地域やブックメーカーによって異なります。最新の情報は必ずPayz公式サイトと各ブックメーカーの案内でご確認ください。
フクベット(FukuBet.asia)は、海外ブックメーカーをスポーツファンの視点で比較・解説する日本語の情報サイトです。ライセンス・オッズ・入出金・日本語対応などを一つずつ確認し、良い点も注意点も正直にお伝えしています。評価の詳しい方法はレビュー方針・評価基準、運営者については運営者情報をご覧ください。
ベッティングは20歳以上・余剰資金の範囲で楽しみましょう。ギャンブルに関する法律は居住国・地域によって異なります。 | 最終更新:2026年8月16日











