こんにちは、フクちゃんです。香港カップは、12月に香港・シャティン競馬場で行われる芝2,000メートルのG1。香港国際競走の4つのG1のひとつで、2026年は12月13日(日)に第40回が行われます。日本の中距離馬が毎年のように遠征する、日本のファンにもなじみの深い一戦です。

このページでは、香港ジョッキークラブ(HKJC)が公開している2006〜2025年の香港カップ20回・延べ216頭の成績(着順・単勝オッズ・枠・通過順)を読み込み、JRAの「日本馬海外遠征の記録」と突き合わせて、日本調教馬の延べ40頭がどう走ったかを数えました。

先に結論をひとつ。日本馬は20回で5勝・2着9回。勝った数は単勝オッズから見込まれる数(約4.0勝)とほぼ同じでしたが、2着の9回はオッズから見込まれる約4.7回の2倍近くでした。

香港カップ 2006〜2025年の勝ち馬の調教国と日本調教馬の着順

2026年 香港カップの基本情報

項目 内容
競走名 香港カップ(G1)
開催日 2026年12月13日(日)(第40回)
競馬場・コース シャティン競馬場(香港) 芝2,000メートル
同じ日のG1 香港ヴァーズ(芝2,400m)・香港スプリント(芝1,200m)・香港マイル(芝1,600m)
2025年の総賞金 40,000,000香港ドル
2025年の勝ち馬 ロマンチックウォリアー(香港、4連覇)
過去20回の出走頭数 7〜14頭

開催日はHKJCの2026年12月の開催日程(12月13日のシャティンに1,200m・1,600m・2,000m・2,400mの国際競走)、回次はWikipediaの歴代優勝馬一覧、賞金・頭数・勝ち馬はHKJCの成績より(2026年10月24日に確認)。

2025年はJRAも香港国際競走の4レースを発売しました。JRAで買う馬券と、現地HKJCの馬券、ブックメーカーの固定オッズは同じレースでもオッズが別々です。その違いと、香港独特のルール(馬番号とゲート番号が違う、ノンランナー制度など)は香港競馬ガイドにまとめています。

日本馬の成績(2006〜2025年・延べ40頭)

JRAの記録では、2006〜2025年の20回のうち16回に日本調教馬が出走し、延べ40頭(32頭)で5勝、2着9回、3着4回。3着以内は18回です。2015年のエイシンヒカリ、2020年のノームコア、2021年のラヴズオンリーユーの年は、日本馬が1・2着を占めました。

年 馬名 性齢 騎手 調教師 単勝(現地) 着順
2006 アドマイヤムーン 牡3 武豊 松田博資 11倍(6番人気) 2着
2006 ディアデラノビア 牝4 福永祐一 角居勝彦 38倍(9番人気) 7着
2007 シャドウゲイト 牡5 田中勝春 加藤征弘 24倍(5番人気) 5着
2009 クィーンスプマンテ 牝5 田中博康 小島茂之 35倍(7番人気) 10着
2013 トウケイヘイロー 牡4 武豊 清水久詞 16倍(6番人気) 2着
2014 アルキメデス 牡5 岩田康誠 藤原英昭 22倍(7番人気) 7着
2015 ステファノス 牡4 戸崎圭太 藤原英昭 16倍(8番人気) 10着
2015 エイシンヒカリ 牡4 武豊 坂口正則 38倍(9番人気) 1着
2015 ヌーヴォレコルト 牝4 R.ムーア 斎藤誠 9.4倍(6番人気) 2着
2015 サトノアラジン 牡4 J.マクドナルド 池江泰寿 90倍(11番人気) 11着
2016 ラブリーデイ 牡6 H.ボウマン 池江泰寿 23倍(8番人気) 4着
2016 モーリス 牡5 R.ムーア 堀宣行 1.7倍(1番人気) 1着
2016 エイシンヒカリ 牡5 武豊 坂口正則 8.6倍(3番人気) 10着
2016 ステファノス 牡5 C.スミヨン 藤原英昭 18倍(7番人気) 3着
2016 クイーンズリング 牝4 M.デムーロ 吉村圭司 11倍(4番人気) 9着
2017 ネオリアリズム 牡6 J.モレイラ 堀宣行 7.3倍(3番人気) 3着
2017 ステファノス 牡6 H.ボウマン 藤原英昭 16倍(6番人気) 4着
2017 スマートレイアー 牝7 武豊 大久保龍志 28倍(7番人気) 5着
2018 ディアドラ 牝4 C.ルメール 橋田満 2.8倍(1番人気) 2着
2018 サングレーザー 牡4 J.モレイラ 浅見秀一 2.9倍(2番人気) 4着
2018 ステファノス 牡7 W.ビュイック 藤原英昭 31倍(8番人気) 9着
2019 ウインブライト 牡5 松岡正海 畠山吉宏 5.4倍(3番人気) 1着
2020 ダノンプレミアム 牡5 W.ビュイック 中内田充正 5.6倍(4番人気) 4着
2020 ノームコア 牝5 Z.パートン 萩原清 10倍(5番人気) 1着
2020 ウインブライト 牡6 松岡正海 畠山吉宏 10倍(5番人気) 2着
2021 ラヴズオンリーユー 牝5 川田将雅 矢作芳人 2.6倍(1番人気) 1着
2021 ヒシイグアス 牡5 J.モレイラ 堀宣行 5.8倍(3番人気) 2着
2021 レイパパレ 牝4 C.スミヨン 高野友和 6.2倍(4番人気) 6着
2022 ダノンザキッド 牡4 北村友一 安田隆行 15倍(5番人気) 2着
2022 ジオグリフ 牡3 W.ビュイック 木村哲也 19倍(6番人気) 6着
2022 ジャックドール 牡4 武豊 藤岡健一 5.2倍(2番人気) 7着
2022 レイパパレ 牝5 J.モレイラ 高野友和 14倍(4番人気) 9着
2022 パンサラッサ 牡5 吉田豊 矢作芳人 5.8倍(3番人気) 10着
2023 ヒシイグアス 牡7 J.モレイラ 堀宣行 14倍(6番人気) 3着
2023 プログノーシス 牡5 川田将雅 中内田充正 4.3倍(2番人気) 5着
2023 ローシャムパーク 牡4 D.レーン 田中博康 8.4倍(5番人気) 8着
2024 リバティアイランド 牝4 川田将雅 中内田充正 9.3倍(2番人気) 2着
2024 タスティエーラ 牡4 D.レーン 堀宣行 14倍(3番人気) 3着
2025 ベラジオオペラ 牡5 横山和生 上村洋行 9.4倍(2番人気) 2着
2025 ローシャムパーク 牡6 C.ルメール 田中博康 43倍(6番人気) 5着

出走馬・性齢・騎手・調教師・着順はJRA「日本馬海外遠征の記録」、単勝オッズと人気はHKJCの成績(現地の単勝。同じオッズの馬は同じ人気として数えています)。HKJCの調教師名とJRAの調教師名は全24組で一致を確認しました。

年代で分けると、2006〜2014年は延べ6頭で0勝・3着以内2回、2015〜2025年は延べ34頭で5勝・3着以内16回。日本馬の挑戦は2015年から一気に増え、結果もそこからついてきています。なお2006年より前には、2001年にアグネスデジタルが勝っています(JRAの記録)。

勝ち数はオッズどおり、2着が多い

「日本馬は香港カップで強い」と言うときは、その馬たちがどれくらい人気していたかと比べる必要があります。人気の馬がたくさん出ていれば、勝ち数が多いのは当たり前だからです。そこで、各年の現地の単勝オッズを確率に直し(オッズの逆数を、全馬の合計が1になるように割り戻す)、日本馬の延べ40頭について「オッズどおりなら何勝したはずか」を足し上げました。

  • 1着:実際5回、オッズからの見込み約4.0回
  • 2着:実際9回、オッズからの見込み約4.7回
  • 3着以内:実際18回、オッズからの見込み約13.58回

勝ち数は見込みより1つ多いだけで、偶然の範囲です(オッズどおりでも5勝以上になる確率は約37.2%)。目立つのは2着で、見込みの約4.7回に対して9回。オッズどおりの力関係なら、2着が9回以上になる確率は約3.5%しかありません。日本馬は香港カップで、勝ちきる回数は人気どおり、2着に残る回数は人気以上だった、というのが20回の数字です。

2・3着の見込みは、単勝の確率から着順の確率を順に計算する一般的な方法(ハーヴィル式)で出しています。この方法は人気馬の2・3着を多めに、人気薄を少なめに見積もりやすいことが知られていて、日本馬は中位人気が多いので、見込みはやや低めに出ている可能性があります。それでも差は大きく、2着9回のうち5回は5番人気以下の馬でした。

1番人気と配当

1番人気は20回で9勝(オッズからの見込みは約8.4勝)、3着以内は15回でした。2019年は2頭が同じ3.2倍で並んだので、2頭とも1番人気として数えています。勝ち馬の単勝の中央値は3.2倍で、最も高かったのは2015年のエイシンヒカリ(38倍・9番人気)。この年のエイシンヒカリは、すべての通過点で先頭のまま逃げ切っています。

ここ5年は1番人気が5連勝中です(2021年ラヴズオンリーユー、2022〜2025年ロマンチックウォリアー)。2024年と2025年のロマンチックウォリアーは、どちらも単勝1.1倍でした。

地元・香港の馬

2006〜2025年の20回で、香港の調教馬は10勝。最初の5回(2006〜2010年)はフランス、UAE、南アフリカ、イギリスの馬が勝ち、2011年からは香港調教馬と日本調教馬のどちらかが毎年勝っています。カリフォルニアメモリーが2011・2012年に連覇し、ロマンチックウォリアーは2022〜2025年に4連覇。4連覇は香港カップで初めてです。

枠順と位置取り

シャティンの2,000メートルは「内枠が有利」と言われますが、20回の勝ち馬の枠(ゲート番号)を見ると、1〜4番枠からの勝ち馬は10頭。単勝オッズから見込まれる数(約9.0頭)とほぼ同じで、市場がすでに内枠の馬を高く評価している以上の差は見えません。1番枠から勝ったのは2011・2012・2013・2018・2024年の5回です。

HKJCが通過順を公開している2008〜2025年の18回では、すべての通過点で先頭のまま勝った馬が3頭(2015年エイシンヒカリ、2017年タイムワープ、2018年グロリアスフォーエバー)。逆に、途中の通過点がすべて8番手以下から差し切った勝ち馬も3頭(2010年スノーフェアリー、2014年デザインズオンローム、2016年モーリス)います。逃げ・差しのどちらか一方が有利という形ではありません。

過去20回の勝ち馬(2006〜2025年)

年 勝ち馬 調教国 単勝(現地) 枠 タイム 頭数
2006 プライド フランス 3.5倍(2番人気) 9番 2:01.60 12頭
2007 ラモンティ UAE 4.8倍(2番人気) 4番 2:02.80 7頭
2008 イーグルマウンテン 南アフリカ 5.9倍(2番人気) 5番 2:00.92 14頭
2009 ヴィジョンデタ フランス 7.0倍(3番人気) 7番 2:01.86 10頭
2010 スノーフェアリー イギリス 2.5倍(1番人気) 8番 2:02.96 13頭
2011 カリフォルニアメモリー 香港 4.4倍(3番人気) 1番 2:04.57 10頭
2012 カリフォルニアメモリー 香港 2.7倍(1番人気) 1番 2:03.09 11頭
2013 アキードモフィード 香港 2.9倍(2番人気) 1番 2:01.96 12頭
2014 デザインズオンローム 香港 1.9倍(1番人気) 3番 2:01.96 12頭
2015 エイシンヒカリ 日本 38倍(9番人気) 11番 2:00.60 13頭
2016 モーリス 日本 1.7倍(1番人気) 8番 2:00.95 12頭
2017 タイムワープ 香港 4.0倍(2番人気) 5番 2:01.63 12頭
2018 グロリアスフォーエバー 香港 7.8倍(4番人気) 1番 2:01.71 9頭
2019 ウインブライト 日本 5.4倍(3番人気) 8番 2:00.52 8頭
2020 ノームコア 日本 10倍(5番人気) 3番 2:00.50 8頭
2021 ラヴズオンリーユー 日本 2.6倍(1番人気) 4番 2:00.66 12頭
2022 ロマンチックウォリアー 香港 1.8倍(1番人気) 7番 1:59.70 12頭
2023 ロマンチックウォリアー 香港 2.3倍(1番人気) 7番 2:02.00 11頭
2024 ロマンチックウォリアー 香港 1.1倍(1番人気) 1番 2:00.51 11頭
2025 ロマンチックウォリアー 香港 1.1倍(1番人気) 2番 2:02.29 7頭

単勝・枠・タイム・頭数はHKJCの成績、カタカナ表記と調教国はWikipediaの歴代優勝馬一覧。20回すべてで、勝ち馬の英語名と勝ちタイムがHKJCと一致することを確認しています。

ブックメーカーで香港カップは扱われるのか

香港国際競走は世界的に注目される開催なので、海外の競馬を扱うブックメーカーでは当日のカードに並ぶことが多く、前売り(アンテポスト)の欄で見かけることもあります。ただし、載るかどうか・いつから載るかは業者ごとに違い、前売りで賭けた馬が出走しなかった場合は返金されないのが基本です。現地の単勝オッズは発走直前まで動くので、固定オッズと比べるときは時刻をそろえてください。

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香港のルールとオッズの違いは香港競馬ガイド、海外のレースの追い方は海外競馬をブックメーカーで楽しむ、同じ週末前後の国内のG1はチャンピオンズカップと阪神ジュベナイルフィリーズ、オッズの基本はブックメーカーで競馬に賭ける方法にまとめています。

読むときの注意点

  • 20回は20回ぶんの情報しかありません:日本馬の2着が多かったことは、今年も2着に来るという意味ではありません。
  • オッズは現地HKJCの単勝です:JRAで発売される馬券や、ブックメーカーのオッズとは数字が違います。
  • 2・3着の見込みは近似です:単勝のオッズだけから計算しているので、目安として読んでください。
  • 必勝法ではありません:公営競技の馬券には控除率が、ブックメーカーのオッズにはマージンが組み込まれていて、長期的には胴元側に利益が残る仕組みです。
  • 法律は居住国・地域によって違います:日本国内では海外ブックメーカーの利用は賭博罪に当たり得るとされています。必ずご自身の居住国・地域の法律を確認し、年齢制限を守り、余剰資金の範囲で、自己責任で楽しんでください。

よくある質問

2026年の香港カップはいつですか?

2026年12月13日(日)に、香港のシャティン競馬場の芝2,000メートルで第40回が行われます。同じ日に香港ヴァーズ、香港スプリント、香港マイルも行われます(HKJCの開催日程より)。

日本馬は香港カップを勝ったことがありますか?

あります。2006〜2025年では2015年エイシンヒカリ、2016年モーリス、2019年ウインブライト、2020年ノームコア、2021年ラヴズオンリーユーの5勝で、2001年にはアグネスデジタルも勝っています。2006〜2025年の日本調教馬は延べ40頭で、2着も9回あります。

香港カップで日本馬はオッズ以上に走っていますか?

勝ち数は単勝オッズから見込まれる約4.0勝に対して5勝で、ほぼ見込みどおりです。2着は見込みの約4.7回に対して9回と多く、オッズどおりなら9回以上になる確率は約3.5%でした。

香港カップで1番人気は勝てますか?

2006〜2025年の20回で1番人気は9勝、3着以内は15回です。2021年から2025年までは1番人気が5連勝しています。

香港カップの連覇記録は?

ロマンチックウォリアーが2022〜2025年に4連覇しました。2006〜2025年でほかに連覇したのは、カリフォルニアメモリー(2011・2012年)だけです。

香港カップは内枠が有利ですか?

2006〜2025年の勝ち馬20頭のうち、1〜4番枠は10頭でした。単勝オッズから見込まれる約9.0頭とほぼ同じで、人気以上の差は見えません。

このページの数字はどこから取っていますか?

香港ジョッキークラブ(HKJC)が公開している2006〜2025年の香港カップ20回の成績(延べ216頭の着順・単勝オッズ・枠・通過順)と、JRAの「日本馬海外遠征の記録」を突き合わせて集計しました。勝ち馬の表記と調教国はWikipediaの歴代優勝馬一覧を使い、HKJCの記録と一致することを確認しています。

フクちゃん(フクベット編集部)
編集者・運営者 | 海外ブックメーカー比較・情報

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ベッティングは20歳以上・余剰資金の範囲で楽しみましょう。ギャンブルに関する法律は居住国・地域によって異なります。 | 最終更新:2026年10月24日

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