こんにちは、フクちゃんです。オールカマー(正式名称は産経賞オールカマー)は、中山競馬場の芝2,200メートルで行われる3歳以上のGⅡです。例年9月下旬に行われ(2007〜2026年は9月20日〜9月28日)、2027年は第73回です(日程はまだJRAから出ていません)。天皇賞(秋)やジャパンカップ、エリザベス女王杯へ向かう馬が使う、秋の前哨戦です。このページでは2007〜2026年の20回すべて・延べ272頭を、JRAの重賞レース結果から数えています。
いちばんはっきりしているのは位置取りです。4コーナーを3番手以内で回った馬が20回で11勝(人気どおりなら6.0勝)、3着以内24回(同16.8回)。人気のほうは1番人気が7勝(同6.9勝)と、ほぼ人気どおりでした。

オールカマーの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 次回 | 2027年9月下旬(第73回)。日程はJRAの発表待ち |
| 競馬場・コース | 中山競馬場 芝2,200メートル(外回り)。2014年は新潟・芝2,200メートルで開催 |
| 条件 | 3歳以上・GⅡ・別定 |
| 出走頭数 | 9〜18頭(20回で延べ272頭) |
| 馬場(20回) | 良17回・重2回・稍重1回 |
| 単勝の中央値 | 515円 |
| 直近の勝ち馬 | 2026年9月20日(第72回)メイショウゲキリン |
JRAの重賞レース結果より。
2026年の結果:9番人気メイショウゲキリンが逃げ切り
2026年9月20日(日)の第72回は、重馬場のなか、7歳のメイショウゲキリンが13頭立ての9番人気で勝ちました(騎手は田辺裕信騎手、4コーナー先頭)。2着は6番人気のキャントウェイト、3着は3番人気のヴーレヴー。単勝4,450円は20回でいちばん高い配当で、3連単は383,690円でした。前の年の勝ち馬で1番人気のレガレイラは4着です。
位置取り:4コーナーで前にいる馬が強い
| 4コーナー | 延べ頭数 | 1着 | 人気どおりなら | 3着以内 | 人気どおりなら |
|---|---|---|---|---|---|
| 1〜3番手 | 60頭 | 11回 | 6.01回 | 24回 | 16.79回 |
| 4〜6番手 | 60頭 | 4回 | 6.27回 | 20回 | 17.96回 |
| 7番手以下 | 151頭 | 5回 | 7.63回 | 16回 | 24.73回 |
「人気どおりなら」は、このサイトで数えたJRA重賞1,212レース・延べ18,470頭を頭数(10頭以下/11〜13頭/14頭以上)で分け、人気ごとに勝った(3着以内に入った)割合から計算しています。
4コーナー3番手以内の馬は延べ60頭で11勝(人気どおりなら6.0勝)、3着以内24回(同16.8回)。偶然でここまで多くなる確率は、勝ち数で2.6%、3着以内で1.8%です。反対に7番手以下の馬は3着以内16回(同24.7回)にとどまりました。
ただ、どのレースでも4コーナーで前にいた馬は人気以上に残るものです——あとから見て前にいた馬は、その時点で手応えがよかった馬でもあるからです。このサイトで8回以上ぶんを数えた62のレースで、3番手以内の3着以内を人気どおりと比べると、中央値は1.22倍。オールカマーは1.43倍で15番目でした。「前残りが少し強めのレース」というのが正確なところです。同じ中山の中山記念も、前が残りやすいレースでした。
人気別の成績:1番人気は人気どおり
| 人気 | 延べ頭数 | 1着 | 人気どおりなら | 3着以内 | 人気どおりなら |
|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 20頭 | 7回 | 6.88回 | 13回 | 12.81回 |
| 2〜3番人気 | 40頭 | 5回 | 6.56回 | 18回 | 18.29回 |
| 4〜7番人気 | 80頭 | 6回 | 4.88回 | 23回 | 19.76回 |
| 8番人気以下 | 132頭 | 2回 | 1.60回 | 6回 | 8.69回 |
「人気どおりなら」は上の表と同じ物差しです。
1番人気は7勝・3着以内13回で、人気どおり(6.9勝・12.8回)とほぼ同じ。単勝の中央値は515円で、このサイトで数えた62のレースの中央値550円より低めです。1,000円を超えたのは2013年ヴェルデグリーン(9番人気・3,800円)、2019年スティッフェリオ(4番人気・1,120円)、2022年ジェラルディーナ(5番人気・1,950円)、2026年メイショウゲキリン(9番人気・4,450円)の4回で、そのうち2回が9番人気でした。
牝馬と連覇
牝馬は延べ36頭で6勝(人気どおりなら3.8勝)、3着以内12回(同10.2回)。勝った牝馬はすべて2015年以降で、2015年からの12回では6勝しています(2015年ショウナンパンドラ・2017年ルージュバック・2020年センテリュオ・2021年ウインマリリン・2022年ジェラルディーナ・2025年レガレイラ)。全体では人気どおりより多めですが、偶然でも15.9%の確率で出る差です。
マツリダゴッホは2007〜2009年に3連覇しています。前の年に3着以内だった馬が戻ってきたケースは延べ15頭で3勝(人気どおりなら2.6勝)と、こちらは人気どおりでした。
秋のGⅠとのつながり

オールカマーを走った馬が、同じ年の秋のGⅠでどうだったかも数えました(2007〜2025年)。天皇賞(秋)には延べ44頭が出て1勝・3着以内1回(人気どおりなら1.3勝・5.0回)。勝ったのは2018年のレイデオロだけで、3着以内もこの1回です。3着以内の少なさは偶然なら2.2%の確率です。
ジャパンカップは延べ21頭で1勝・3着以内2回(同1.0勝・3.3回)で、勝ったのは2015年のショウナンパンドラ。エリザベス女王杯は延べ21頭で4勝・3着以内5回(同2.9勝・6.9回)で、勝ったのは2014年ラキシス(オールカマー2着)・2015年マリアライト(オールカマー5着)・2022年ジェラルディーナ(オールカマー1着)・2025年レガレイラ(オールカマー1着)です。どちらも人気どおりの範囲です。
天皇賞(秋)の数字は目を引きますが、3つのGⅠを2つの物差しで見たうちの1つです。どれか1つがこれくらい低く出ることはそれほど珍しくないので、「オールカマー組は天皇賞(秋)で人気ほど走っていない」という2007〜2025年の記録として読んでください。2026年の天皇賞(秋)は11月1日です。
過去20回の勝ち馬
| 年 | 回 | 勝ち馬 | 性齢 | 人気 | 騎手 | 4角 | 単勝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2007 | 第53回 | マツリダゴッホ | 牡4 | 1番人気 | 蛯名正義 | 2番手 | 230円 |
| 2008 | 第54回 | マツリダゴッホ | 牡5 | 1番人気 | 蛯名正義 | 3番手 | 140円 |
| 2009 | 第55回 | マツリダゴッホ | 牡6 | 3番人気 | 横山典弘 | 1番手 | 460円 |
| 2010 | 第56回 | シンゲン | 牡7 | 5番人気 | 藤田伸二 | 3番手 | 730円 |
| 2011 | 第57回 | アーネストリー | 牡6 | 1番人気 | 佐藤哲三 | 3番手 | 140円 |
| 2012 | 第58回 | ナカヤマナイト | 牡4 | 2番人気 | 柴田善臣 | 2番手 | 310円 |
| 2013 | 第59回 | ヴェルデグリーン | 牡5 | 9番人気 | 田辺裕信 | 10番手 | 3,800円 |
| 2014(新潟) | 第60回 | マイネルラクリマ | 牡6 | 2番人気 | 戸崎圭太 | 2番手 | 720円 |
| 2015 | 第61回 | ショウナンパンドラ | 牝4 | 3番人気 | 池添謙一 | 8番手 | 760円 |
| 2016 | 第62回 | ゴールドアクター | 牡5 | 1番人気 | 吉田隼人 | 6番手 | 200円 |
| 2017 | 第63回 | ルージュバック | 牝5 | 5番人気 | 北村宏司 | 3番手 | 780円 |
| 2018 | 第64回 | レイデオロ | 牡4 | 1番人気 | C.ルメール | 8番手 | 200円 |
| 2019 | 第65回 | スティッフェリオ | 牡5 | 4番人気 | 丸山元気 | 1番手 | 1,120円 |
| 2020 | 第66回 | センテリュオ | 牝5 | 5番人気 | 戸崎圭太 | 7番手 | 910円 |
| 2021 | 第67回 | ウインマリリン | 牝4 | 2番人気 | 横山武史 | 3番手 | 470円 |
| 2022 | 第68回 | ジェラルディーナ | 牝4 | 5番人気 | 横山武史 | 6番手 | 1,950円 |
| 2023 | 第69回 | ローシャムパーク | 牡4 | 4番人気 | C.ルメール | 5番手 | 560円 |
| 2024 | 第70回 | レーベンスティール | 牡4 | 1番人気 | C.ルメール | 5番手 | 150円 |
| 2025 | 第71回 | レガレイラ | 牝4 | 1番人気 | 戸崎圭太 | 7番手 | 330円 |
| 2026 | 第72回 | メイショウゲキリン | 牡7 | 9番人気 | 田辺裕信 | 1番手 | 4,450円 |
JRAの重賞レース結果より機械で読み取り。単勝は100円あたりの払戻金。
海外ブックメーカーで日本の重賞は扱われるのか
日本の競馬そのものは扱われています。2026年9月22日に東京からの接続で日本語表示を確認したところ、1xBetの競馬欄には18開催・130レースが並んでいて、そのなかに日本の開催(中山・12レース)が入っていました。BetWinnerは同じ時刻に同じ18開催・同じ130レースを、同じ並びで出していました——この2社は同じ競馬配信を使っています。当日のカードとは別に「競馬アンテポスト」という前売りの欄もあり、この日は74件が立っていました。載る開催は日によって入れ替わるので、オールカマーが各社の画面に立つかどうかはレースの週に確認してくださいね。
👉 1xBetのレビュー / 1xBetの公式サイトへ
👉 BetWinnerのレビュー / BetWinnerの公式サイトへ
オッズの仕組みはブックメーカーで競馬に賭ける方法と海外競馬をブックメーカーで楽しむにまとめています。
読むときの注意点
- 20回は多い数ではありません:勝ち馬は20頭だけです。頭数が9〜18頭とばらつくので、人気どおりの物差しも頭数の帯ごとに分けています。
- 2014年は新潟での開催です:新潟・芝2,200メートルで行われた回も、そのまま数に入れています。
- 必勝法ではありません:JRAの馬券には控除率が、ブックメーカーのオッズにはマージンが組み込まれていて、長期的には胴元側に利益が残る仕組みです。
- 法律は居住国・地域によって違います:日本国内では海外ブックメーカーの利用は賭博罪に当たり得るとされています。必ずご自身の居住国・地域の法律を確認し、年齢制限を守り、余剰資金の範囲で、自己責任で楽しんでください。
夏の新潟の新潟記念(GⅢ)、9月の3歳の重賞神戸新聞杯・セントライト記念、秋のGⅠの天皇賞(秋)・ジャパンカップ・エリザベス女王杯、10月の前哨戦毎日王冠・京都大賞典も同じ作り方で数えてあります。GⅠはGⅠのデータ一覧から。
よくある質問
2027年のオールカマーはいつですか?
例年9月下旬に、中山競馬場の芝2,200メートルで行われます(2007〜2026年は9月20日〜9月28日)。2027年は第73回で、日程はまだJRAから発表されていません。
オールカマーは逃げ・先行が有利ですか?
2007〜2026年の20回で、4コーナー3番手以内の馬は11勝・3着以内24回(人気どおりなら6.0勝・16.8回)でした。前が残りやすいほうのレースです。
オールカマーの1番人気は信頼できますか?
20回で7勝・3着以内13回で、人気どおり(6.9勝・12.8回)とほぼ同じです。
オールカマーから天皇賞(秋)を勝った馬はいますか?
2007〜2025年では2018年のレイデオロだけです。オールカマーを走った馬は同じ年の天皇賞(秋)に延べ44頭が出て、3着以内は1回(人気どおりなら5.0回)でした。
2026年のオールカマーは誰が勝ちましたか?
9番人気のメイショウゲキリンが勝ちました(9月20日(日)・田辺裕信騎手)。2着はキャントウェイト、3着はヴーレヴーで、単勝は4,450円でした。
海外ブックメーカーでオールカマーに賭けられますか?
業者によります。2026年9月22日に東京からの接続で確認した時点では、1xBetとBetWinnerの競馬欄に日本の開催を含む18開催・130レースが並び、別枠の「競馬アンテポスト」に前売りが74件立っていました。載る開催は日によって入れ替わるので、レースの週に各社の画面で確認してください。利用できるかどうかは居住国・地域の法律によって異なります。
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