毎年10月、フランス・パリのParisLongchamp(パリロンシャン競馬場)で行われる凱旋門賞(Prix de l’Arc de Triomphe)は、ヨーロッパ最高峰のG1レース。日本馬が長年「悲願」として挑み続けてきた舞台でもあり、日本語圏のファンからも毎年大きな注目を集めます。この記事では、凱旋門賞をブックメーカーで予想・観戦する方法——賭けられるマーケット、オッズの見方、予想のポイント、日本馬の挑戦の歴史、そして賭ける前の注意点まで、フクちゃんがやさしく解説します。(最終更新:2026年8月13日)
※はじめに(必ず確認してね):本記事は情報提供・解説を目的としたものです。賭けの可否は読者の居住国・地域の法律によって異なります(→賭ける前の注意点)。20歳以上・余剰資金の範囲で、のめり込みにはくれぐれもご注意ください。
- 凱旋門賞とは?基本情報(2026年は10月4日)
- 2026年の登録馬 — 日本馬は7頭
- 前哨戦「Arc Trials」は9月6日
- 2025年の結果を振り返る
- 日本馬の挑戦の歴史
- 凱旋門賞で賭けられる主なマーケット
- オッズの見方とアンティポスト
- 凱旋門賞ならではの予想ポイント
- レースを観るには
- 凱旋門賞におすすめのブックメーカー
- 賭ける前の注意点
- よくある質問
凱旋門賞とは?基本情報(2026年は10月4日)
凱旋門賞は、毎年10月の第1日曜日に、パリのParisLongchamp競馬場で行われる芝2,400mのG1レースです。3歳以上の馬が出走でき、総額500万ユーロという、ヨーロッパの平地競走では最高額の賞金が用意される世界最高峰の一戦。2026年は10月4日(日)の開催が予定されています。
- 開催地:ParisLongchamp競馬場(フランス・パリ)
- 距離・条件:芝2,400m/3歳以上
- 時期:毎年10月第1日曜(2026年は10月4日)
- 賞金:総額500万ユーロ(ヨーロッパの平地競走で最高額)
- 格:ヨーロッパ中距離最強馬決定戦

2026年の登録馬 — 日本馬は7頭
フランスギャロが公表した2026年の登録は全73頭(2025年は78頭)。内訳はフランス27頭、イギリス21頭、アイルランド12頭、日本7頭、ドイツ6頭です。
JRAが2026年5月21日に発表した日本馬7頭は次のとおりです。
| 馬名 | 性齢 | 調教師 | 所属 |
|---|---|---|---|
| フォーエバーヤング | 牡5 | 矢作 芳人 | 栗東 |
| シンエンペラー | 牡5 | 矢作 芳人 | 栗東 |
| メイショウタバル | 牡5 | 石橋 守 | 栗東 |
| アドマイヤテラ | 牡5 | 友道 康夫 | 栗東 |
| ビザンチンドリーム | 牡5 | 坂口 智康 | 栗東 |
| アロヒアリイ | 牡4 | 田中 博康 | 美浦 |
| ジュウリョクピエロ | 牝3 | 寺島 良 | 栗東 |
ここがいちばん大事な注意点です。これは「登録」であって「出走」ではありません。凱旋門賞は登録段階では70頭前後が名を連ね、実際にゲートに入るのは十数頭です。出走できるのは最大24頭と定められており、それを超えた場合は除外の手続きが行われます。5月の登録リストに名前があるからといって、10月4日に走るとはかぎりません。
だからこの時期のオッズは、「本当に出てくるのか」という不確実性を含んだ値段です。次の章の前哨戦を通過するかどうかで、この顔ぶれは大きく動きます。
なお、JRAが2026年7月27日に出した馬券発売の案内では、出走予定のJRA所属馬としてアドマイヤテラ(牡5・栗東 友道厩舎)とメイショウタバル(牡5・栗東 石橋守厩舎)の2頭が挙げられています(同日時点)。5月の登録リストと実際の出走馬が違うのは、この競走では毎年のことです。
前哨戦「Arc Trials」は9月6日

本番の約4週間前、2026年9月6日(日)に同じParisLongchamp競馬場で行われるのがArc Trials(アーク・トライアル)です。ここで行われる3つの主要な前哨戦が、本番を占ううえで最も重要な材料になります。
- カタール・プリバーメイユ(Qatar Prix Vermeille) — 牝馬の路線
- カタール・プリニエル(Qatar Prix Niel) — 3歳世代の路線
- カタール・プリフォワ(Qatar Prix Foy) — 古馬の路線
この3レースの勝ち馬には、凱旋門賞への「ワイルドカード」が自動的に与えられます。登録料(8,300ユーロ)が返還されるうえ、12万ユーロ相当の追加登録枠も無償で付いてきます。さらに、8つの主要な「Arc Races」の勝ち馬も同じくワイルドカードを獲得し、出走頭数が24頭を超えた場合には除外の際に優先されるという扱いになります。
賭ける側にとっての意味は、はっきりしています。
- 9月6日は、出走メンバーがほぼ固まる日です。ここを勝った馬は出走が実質的に確保され、負けた馬は回避や除外の可能性が出てきます
- 同じコースで行われる点に価値があります。ParisLongchampの長い直線と起伏を経験した馬かどうかは、本番の予想材料としてそのまま使えます
- オッズが最も動く週です。前哨戦の前に賭ければ高いオッズを取れますが、そのぶん「出走しない」リスクを負います。前哨戦の後に賭ければオッズは下がりますが、不確実性はかなり減ります
どちらが得かに正解はありません。アンティポストで早く賭けるということは、オッズの高さと引き換えに出走リスクを買うということ——この交換条件を理解したうえで選んでください(次章)。
2025年の結果を振り返る
直近の2025年大会は、10月5日にParisLongchampで行われました。優勝したのはダリズ(Daryz)。最後の直線で抜け出したミニーホーク(Minnie Hauk)と馬体を併せる激しい競り合いを制し、G1初制覇を飾りました。鞍上はM.バルザローナ騎手、管理するのはF.グラッファード調教師。3着にはソジー(Sosie)が入っています。
日本からはビザンチンドリーム・クロワデュノール・アロヒアリイの3頭が参戦。日本馬の最高着順はビザンチンドリームの5着で、クロワデュノールが14着、アロヒアリイが16着という結果でした。3頭同時参戦という体制でも勝利には届かず、日本馬の「悲願」は2026年へと持ち越されています。
日本馬の挑戦の歴史
凱旋門賞は、日本の競馬ファンにとって特別なレースです。これまで数々の名馬が挑戦してきたにもかかわらず、日本調教馬はまだ一度も勝利していません——だからこそ「悲願」と呼ばれます。日本馬の最高成績は2着で、次のような激闘がありました。
- エルコンドルパサー(1999年):勝ち馬モンジューに迫る2着。「勝ち馬が2頭いた」と称賛されました。
- ナカヤマフェスタ(2010年):勝ち馬ワークフォースにアタマ差まで迫る2着。日本調教馬としてはエルコンドルパサー以来の連対でした。
- オルフェーヴル(2012年・2013年):2年連続で2着。とくに2012年は直線で先頭に立ちながら、最後に交わされる劇的な結末でした。
- ディープインパクト(2006年):3位入線も、のちに失格となりました。
近年も挑戦は続いており、2023年のスルーセブンシーズが4着、2025年はビザンチンドリームが5着と、上位争いに顔を出す年も出てきています。「いつか日本馬が勝つ瞬間を見たい」——それが多くのファンの願いです。
凱旋門賞で賭けられる主なマーケット

- 単勝(Win):1着になる馬を予想する、基本のベット。まずはここから。
- イーチウェイ(Each Way):「単勝+着内(Place)」をセットにしたイギリス系ブックメーカーならではの賭け方。勝てなくても規定の着順に入れば、決められた割合のオッズで払い戻しが受けられます。頭数の多い凱旋門賞では使いどころの多いマーケットです。
- 着内(Place / Top 3・Top 4):指定の着順以内に入るかどうかを予想します。
- アンティポスト(前売り):レースのずっと前から購入できるオッズ。人気になる前の好条件で狙えるのが魅力です(→注意点はこちら)。
- マッチアップ(対決):指定された2頭のうち、どちらが上の着順になるかを予想するマーケット。出走頭数が多くても読みやすいのが利点です。
- 国・調教国別のマーケット:大レースでは「最先着の日本調教馬」といった特別マーケットが用意されることもあります。
- ライブベット(インプレー):発走直前までオッズが動き続けます。
どのマーケットが並ぶかは業者によって変わります。競馬ベッティング全般の基礎はブックメーカーで競馬に賭ける方法、海外の主要レース全般は海外競馬をブックメーカーで楽しむ完全ガイドでくわしく解説しています。
オッズの見方とアンティポスト
海外ブックメーカーではデシマルオッズ(小数表記)が主流です。オッズ4.00の馬に1,000円賭けて的中すれば、払い戻しは4,000円(利益は3,000円)。イギリス系の業者ではフラクショナルオッズ(3/1 のような分数表記)が初期設定のこともありますが、設定画面でデシマルに切り替えられるのが一般的です。
凱旋門賞のような大レースでは、開催のずっと前から賭けられるアンティポスト(前売り)オッズが人気です。まだ人気が集まっていない段階で好条件のオッズを確保できるのが最大の魅力。ただし出走を取り消した場合は返金されないのが原則で、これがアンティポストの代償です(「Non-Runner No Bet」を宣言している業者なら返金される場合もあるので、購入前に条件を確認しましょう)。
凱旋門賞でこの「返金されない」条件がとくに重く効くのは、除外があるからです。登録は70頭前後、出走枠は最大24頭。人気馬でも、前哨戦の結果や馬場状態しだいで陣営が回避を選ぶことは珍しくありません。日本馬のように長距離輸送をともなう場合はなおさらです。9月6日の前哨戦を待ってから賭けるだけで、この不確実性の大部分は消えます。オッズは下がりますが、「走らない馬に賭けてしまう」確率も下がります。
現地オッズ(PMU)・JRAの発売オッズ・ブックメーカーの固定オッズは、同じ馬でも数字が違います。2025年は勝ったダリズに11倍〜23.2倍の幅がつきました。その理由と読み方は凱旋門賞のオッズ完全ガイドで解説しています。
オッズの計算方法や種類の違いはオッズの見方・計算ガイドで解説しています。
凱旋門賞ならではの予想ポイント
- 馬場(バ場)状態がすべてを変える:秋のロンシャンは雨で時計のかかる「重い芝」になることが多く、これが日本馬にとって大きな壁とされてきました。直前の天候と馬場発表は必ず確認しましょう。
- 前哨戦の結果を見る:9月にロンシャンで行われるニエル賞(3歳限定・G2)、フォワ賞(古馬・G2)、ヴェルメイユ賞(牝馬・G1)が主要なトライアル。とくにニエル賞は本番の約3週間前に行われ、有力な3歳馬の状態を測る指標になります。
- 3歳馬は斤量面で有利:凱旋門賞は3歳馬が4歳以上より軽い斤量で出走できる条件のため、勢いのある3歳馬が好走しやすいレースとして知られています。
- 枠順と展開:多頭数になりやすく、内で包まれると持ち味を出せないまま終わることもあります。枠順確定後にオッズが動くのはこのためです。
- 長距離輸送と現地適応:遠征馬にとっては輸送と環境の変化も大きな要素。現地での滞在期間や調整過程が話題になるのはそのためです。
レースを観るには
凱旋門賞の放映権は国・地域ごとに分かれています。同じレースでも、住んでいる国によって中継するサービスがまったく違うのが普通です。また、対象レースについてはライブストリーミング(生配信)を提供するブックメーカーもありますが、視聴条件(アカウント残高やベットの有無など)や配信対象地域は業者によって異なります。
視聴の際は、お住まいの国・地域で正規に利用できるサービスをお選びください。地域制限を回避する目的でのVPN利用は、多くの配信サービスの利用規約に違反するうえ、権利関係の問題を解消するものでもないため、当サイトではおすすめしていません。
凱旋門賞におすすめのブックメーカー
海外競馬、とくにヨーロッパのレースに強いブックメーカーを選ぶのがポイントです。
bet365
世界最大級のブックメーカーで、競馬の取り扱いに定評があります。凱旋門賞のような大レースでは早い段階からアンティポスト・オッズを提供し、対象レースのライブストリーミングにも対応。海外競馬を本格的に楽しみたい人の有力候補です。
William Hill
1934年創業、イギリス競馬の伝統とともに歩んできた老舗。ヨーロッパ競馬の品揃えに定評があり、イーチウェイなど競馬らしいマーケットも扱っています。
👉 William Hillのレビュー / William Hillの公式サイトへ
そのほかの比較はブックメーカーのレビュー一覧もどうぞ。対応レースやオッズ、ボーナス条件は業者によって異なり変動するため、最新は各社の公式サイトでご確認ください。
賭ける前の注意点
- オッズは変動します:人気・馬場・出走確定の状況で日々動きます。最新オッズは各ブックメーカーで確認を。
- 出走確定まで不確実:登録段階の馬が必ず出走するとは限りません。アンティポストは回収不能になり得る点を理解したうえで利用しましょう。
- ライセンス・日本語対応を確認:はじめての方はブックメーカーの選び方やFukuBetのレビュー評価基準も参考に。
- 法律は居住国・地域によって異なります:日本国内では、海外ブックメーカーの利用は賭博罪に当たり得るとされています。ご利用の前に、必ずご自身の居住国・地域の法律を確認してください。→法的考慮事項
- 責任あるギャンブル:20歳以上・余剰資金の範囲で楽しみ、「使いすぎかも」と感じたら公的な相談窓口をご利用ください。
よくある質問
Q. 2026年の凱旋門賞はいつ開催されますか?
A. 2026年10月4日(日)、パリのParisLongchamp競馬場で開催が予定されています。例年10月の第1日曜日に行われるレースです。
Q. 2025年の凱旋門賞は誰が勝ちましたか?
A. ダリズ(Daryz)が優勝しました。2着はミニーホーク、3着はソジー。日本馬はビザンチンドリーム・クロワデュノール・アロヒアリイの3頭が出走し、最高着順はビザンチンドリームの5着でした。
Q. 2026年の凱旋門賞に日本馬は何頭登録していますか?
A. JRAが2026年5月21日に発表した登録は7頭です。フォーエバーヤング、シンエンペラー、メイショウタバル、アドマイヤテラ、ビザンチンドリーム、アロヒアリイ、ジュウリョクピエロ。フランスギャロの発表でも日本からの登録は7頭で一致しています。ただしこれは登録であって出走ではなく、実際に出走するのは最大24頭です。
Q. 凱旋門賞の前哨戦はいつですか?
A. 2026年9月6日(日)に、本番と同じParisLongchamp競馬場でArc Trialsが行われます。主要な3レースはカタール・プリバーメイユ、カタール・プリニエル、カタール・プリフォワで、いずれも勝ち馬には凱旋門賞へのワイルドカードが自動的に与えられます。
Q. 凱旋門賞は何頭まで出走できますか?
A. 最大24頭です。登録段階では70頭前後が名を連ねるため、それを超えた場合は除外の手続きが行われます。前哨戦などの勝ち馬はワイルドカードを持つため、除外の際に優先されます。
Q. 凱旋門賞ではどんな賭け方がありますか?
A. 単勝(Win)を基本に、イーチウェイ(Each Way)、着内、マッチアップ(対決)、アンティポスト(前売り)、ライブベットなどがあります。まずは単勝から始めるのがおすすめです。
Q. アンティポスト・オッズとは何ですか?
A. レースのずっと前から購入できる前売りオッズのことです。人気が集まる前の好条件で狙えるのが魅力ですが、その馬が出走を取り消した場合は返金されないのが原則。「Non-Runner No Bet」の条件が付いているかを購入前に確認しましょう。
Q. 日本馬は凱旋門賞で勝ったことがありますか?
A. まだありません。最高成績は2着(エルコンドルパサー、ナカヤマフェスタ、オルフェーヴル)で、日本競馬界の「悲願」とされています。
Q. 凱旋門賞はどこで観られますか?
A. 放映権は国・地域ごとに分かれており、住んでいる国によって中継するサービスが異なります。対象レースのライブストリーミングを提供するブックメーカーもありますが、視聴条件や対象地域は業者によって違います。お住まいの国・地域で正規に利用できるサービスをご確認ください(地域制限を回避する目的のVPNはおすすめしません)。
世界最高峰の舞台を、オッズとともに楽しんでくださいね。— フクちゃん
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ベッティングは20歳以上・余剰資金の範囲で楽しみましょう。ギャンブルに関する法律は居住国・地域によって異なります。 | 最終更新:2026年8月13日











